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++地図帳であそぼ〜人口編〜++
しかし地図帳はいつまで眺めていても飽きないな〜。
世界って何て広いんだろう。そして、世界には何といろいろなものが詰まっているのだろう、と改めて感嘆してしまう。

地図帳を見ていると、ちょっとした発見がぽろぽろと出てくる。発見と云うには大げさだけど、「へえ〜」と気づかされること(船の上はヒマなんです)。
例えば、他国に比べて、日本は100万都市が多すぎる、とかね。東京・大阪・横浜・名古屋・札幌・京都・神戸・福岡・川崎・北九州・広島…と10都市もある。
同じくらいの面積のイギリスはロンドンとバーミンガムの2都市だけだし、日本より少し広いフランスはパリのみ。ドイツでは3都市、あのアムステルダムですら100万人は住んでいない。
そりゃ日本で一軒家が買えないのも当然というものである。

一方で、意外なところに100万都市が多く存在する事実もある。
中国は国土の大きさ的に当然としても、何故かウクライナに5都市もある。イタリアの4都市を抜いて堂々の(?)エウロペ1位。
意外にも、南アフリカの3大都市、ヨハネスバーグ、プレトリア、ケープタウンは100万都市ではない。いずれも大都会と思っていたが、そうでもないのか?というか、危なすぎて人口が少ないのだろーか…?(苦笑)
アフリカで100万都市なのは、ナイロビ(ケニア)、ダルエスサラーム、(タンザニア)、アジスアベバ(エチオピア)、キンシャサ(コンゴ=ザイール)、ラゴス(ナイジェリア)、イバタン(ナイジェリア)、ルアンダ(アンゴラ)、ダカール(セネガル)、アビジャン(コートジボアール)、カサブランカ(モロッコ)、アルジェ(アルジェリア)、マプト(モザンビーク、これは意外)、そしてカイロ・ギザ・アレキサンドリアのエジプト3都市。ピラミッドのギザにそんなに人が住んでいるのにもびっくりしたが、無知なわたしはそれ以前に、ギザとカイロが違う都市であることを今初めて知った(汗)。

そして、何と云っても驚きなのが(わたしの中でね)、エチオピアのアジスアベバが堂々の100万都市であること。確かにあの国は、アジスに一極集中している感はあったが…。100万都市というとどうしてもそれなりの大都会を想像してしまうため、あのひなびた首都がまさか…って感じである。

調子に乗ってそのままの視点で南米に移ってみると、ラ・パス(ボリビア)とアスンシオン(パラグアイ)、ギアナ三国の各首都を除く、すべての国の首都が100万都市である。面積に比して、ブラジルがいちばん多い。しかしそれでも10都市…日本と同じ。ちなみにブラジルの面積は、日本の23倍(!)である。日本、やっぱり人が多すぎ…。
次に多いのがコロンビアの4都市。マフィアで有名なカリとメデリンがいずれも100万都市である。ベネズエラとエクアドルが2都市で南米第3位。南米の下の方の国は人口密度が低いようだ。ま、アルゼンチンの下の方とか、人口密度薄そうだもんな…。

中米は、何とハバナ(キューバ)とサントドミンゴ(ドミニカ共和国)が100万都市。ハバナってそんなに人口多いんだね。
しかしそれ以上に、ほとんど初めて聞くようなサントドミンゴの方が、いったいどんな街なのかとても気になる(笑)。カリブの小国だとばかり思っていたけれど、意外とすごい都会なんだろうか…。
メキシコは5都市。世界第3位の人口を誇るアメリカはたったの8都市である。カナダにいたってはモントリオール1都市のみ。どんだけ広々と住んどんねん…。

ついでにアジアもいっとこう。
インドは11都市。さすがはもうすぐ人口10億突破の国である。パキスタン3都市。イラン2都市。イラクのバグダットも何気に100万都市!何気にと云えば、シリアのダマスカスとアレッポもである。アレッポ…いったいどこにそんなに人が住んでいたのか、まったく不可解である…。
トルコは3都市。バングラデシュも3都市(どんな並びだ)。
アルメニア、グルジア、アゼルバイジャンのコーカサス三国の首都が、いずれも100万都市であることも驚きである。ウクライナと云い、旧ソ連圏は人口が多いのだろうか…と、親分のロシアを見てみると、13都市あった。さすがの貫禄である(?)。
そして、何と云ってもすごいのが中国の39都市!面積は世界第3位だから、それなりに多くても当然だが、他国と比べても突出しすぎである(あまりに都市の数が多いので、数え間違いをしている気がしてならないが…)。面積世界第4位・人口世界第3位のアメリカと比べると、何だこの違いは!?って感じである。アメリカは広く浅く人口が分布しているということなのか?
そしてお隣の韓国は6都市。日本の半分もない国土にしては多い。都市にやたらに人が集中して住むところも、日本と韓国ってソックリさんなのね(笑)。
東南アジアはごくノーマルというか、イメージ通りだった。ラオスのビエンチャンとカンボジアのプノンペン以外の首都はすべて100万都市。ひとつだけ飛びぬけて人口が多いのがインドネシア(2億7千万!)で、100万都市もジャワ島だけで4都市もある。

オセアニアの大国オーストラリアは5都市。

順番がちょっと逆になってしまうが、世界の人口ランキングはこのようになっている。

第1位:中国
第2位:インド
第3位:アメリカ
第4位:インドネシア
第5位:ブラジル
第6位:パキスタン
第7位:ロシア
第8位:バングラデシュ
第9位:日本
第10位:ナイジェリア

なんと、日本はトップ10内に入っているのであった…(そんなことも知らんで旅に出たんかい!と嘲笑されそうだが…)。
少子化問題とか云うけれども、国土面積を考えると、ちょっと減ったくらいでキーキー云わなくてもいいんじゃねーかと、つい安易に思ってしまうな…。
(※2005年度、日本とナイジェリアの順位は逆転)

ついでに面積も見てみよう。

第1位:ロシア
第2位:カナダ
第3位:中国
第4位:アメリカ
第5位:ブラジル
第6位:オーストラリア
第7位:インド
第8位:アルゼンチン
第9位:カザフスタン
第10位:スーダン

うーん、上位は納得だが、第9位と10位に意外な国が入っている。
カザフは行ったことがないが、スーダンってそんなに広かったのか!?たったの1週間で抜けてしまったが…(だって何もない…)。
ちなみに日本は第61位。狭い狭いというけれど、それでも世界の半分以上の国よりも国土は広いのだね。

さらについでに、各国便覧なんてのも見てみる。
アジア(中近東含む)は38カ国、オセアニア14カ国(そんなにあったんだ)、アフリカ53カ国(納得)、ヨーロッパ39カ国(これも納得)、ロシアおよびNIS12カ国(そんなもんか)、北中米23カ国(島の数で稼いでるな)、南米12カ国(少ねー)。最近正式に独立した東ティモールを入れて、世界は192カ国ある。うーーーーーん、そんなにもあるのか国って;わたしなんてまだ、その4分の1も周ってないわけだ。


民族・宗教分布とか、豊かさランキングとか、平均寿命ランキングとか…何だかいろいろ見たくなってきたが、キリがないのでこの辺で終わり。
とりあえず、高校の地理の授業をマジメに受けたくなってきたことだけは確かである。地理とか世界史とか、子供の頃からそれだけは大好きで点数も良かったけれど、もっともっともっと真剣にやればよかったと思う。旅人は皆、多かれ少なかれそう思っていそうだけどね(笑)。この船の上で授業が受けられたりしたらサイコーだな…。

→以上のデータは2003年度にたまたま見ていた地図帳のデータです。
その後改めていろいろ見ていると、100万都市は続々と増えており、インドは何と27都市に!もう10億人もとっくに突破したしね…。
対抗馬中国は44都市になっている。対抗馬っていうか、圧勝だな…。
日本は13都市になった。韓国も8都市に(仲良し)。
そしてビックリするのが、いきなり飛んでスーダンの首都ハルツームが100万都市に昇格(?)である!ほんまかい!?しかももう1都市、オムドゥルマンというハルツーム市の隣の市は120万人も住んでいるという…。しつこくほんまかい!?と云いたくなる。あと驚いたのは、イエメンの首都サナアも100万都市。
南アフリカの危険な3都市はいずれも、晴れて100万都市になった。
ヨーロッパはあまり変動がない。むしろ減っている気がする…。
わたしの中で似ている国、トルコとメキシコの100万都市は1.8割増に。

(2003年9月)


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