旅先風信97「メキシコ」


先風信 vol.97

 


 

**私家版・極彩色メキシコ巡礼《おみやげ編》**

 

極彩色メキシコ巡礼、今回はメキシコのおみやげについて、あくまでも乙女的な視点からスポットを当ててご紹介したいと思います。

どこに行ってもおみやげ大好き・買い物大好きな物欲の虜のわたくしにとって、メキシコという国はたいそうやばい国のひとつです。
メキシコに飛んで来る前からそれは危惧していたのですが、予想通り誘惑が多すぎて、気がつくと財布のひもをゆるめている自分がいつもそこに…あわわわ。

メキシコのおみやげについて、ひとことでまとめるとすれば「さすがはフリーダ・カーロの国」。
…って、分かりにくいかしら?もっと平坦に書くと、ポップでキッチュでおどろおどろしいセンス。どこぞの女性雑誌に氾濫していそうな形容で申し訳ないんですが。
ともかく、ウルトラバロックにフリーダ・カーロを産んだ国ということを鑑みて、メキシコみやげを見ていくと「ああ、なるほどなあ。これがメキシコなのだなあ」と納得することが多いのです。

メキシコみやげでまず欲しかったのは、死者の日グッズ。
厳密にはそんな名称のものはないんですが、つまり、ガイコツのフィギュアとか魔術グッズとかそういうのですね。それについては、旅先風信92「死者の日」編で詳しく述べるとして、ここではカンタンにさわりだけ。

メキシコシティのソノーラ市場は、そういうのが大好きな人には、おすすめというか、這ってでも行け!と云いたいくらいの素晴らしい名所です。旅先風信91にも少し書いてありますが、ここには、怪しげな魔術グッズが山盛り売られていまして、わたしの訪れたときは「死者の日」の前だったということで、内容がさらにパワーアップしてました。魔術グッズに加え、仮装グッズ、悪魔&ドクロ系小物が満載!死神やハロウィンかぼちゃのビニールバッジとか、いかにもちゃちなつくりの安物だけど、それがかえって可愛い。あと、押すと身体に電気の走るボールペンのおもちゃなんていう、怖いシロモノも…あれを押したときは、おしっこちびりそうになりました、マジで。
魔術グッズは、ブードゥー教の身代わり人形みたいなのや、ナゾの種や石が入った小袋や、身体に悪そうな色の液体その他が入った小瓶、くらくらするような匂いのお香…などなど、怪しさ全開です。

死者の日の本場(?)オアハカでは、期待通り、ガイコツグッズがかなり充実していました。
わたしが欲しかったのは、紙粘土で作られたガイコツが、ミニシアター風に木箱に収まった壁飾り。みんなで食事をしていたり、男女ペアで歌を歌っていたり、病院の治療風景だったり…と、ガイコツのクセに、何だか和み系なのです(笑)。
ガイコツフィギュアは、死者の日の前になると、アバストス市場の露店でガンガン売られており、バリエーション豊富でよりどりみどりでした。それらは、おみやげというより、墓前へのお供え物なので、お値段も手頃なのです。
わたしも1体購入したのですが、後になってもっと欲しくなり、死者の日後に市場に行ってみたところ、9割方撤去されていましたね…やっぱ欲しいものはその場で買わなきゃだめだね〜。

OAXACA61.JPG - 44,265BYTES ガイコツミニシアター。なんてキュートなのっ!!買えなかったけど…(涙)。

ガイコツ抜きでも、オアハカのおみやげはたいそう可愛いです。
有名なのが、極彩色にペイントされた、さまざまな動物の置物。色使いがもう、いかにもメキシコ!なド派手さで、犬だろうが猫だろうがハリネズミだろうが、全て極楽鳥みたいです。でも下品にならないところはさすが。
色ブリキで作った鏡や壁掛け、ガイコツモチーフの切り絵も、チープで可愛いです。

オアハカは、近郊の村の民族衣装もいいですね。
われわれ貧乏旅行者でも何とか買えそうなのは、刺繍のブラウス。相場は1枚70〜100ペソ(700〜1000円くらいですかね。白いガーゼっぽい素材のコットンブラウスに、袖や襟回りに花柄の刺繍が入っているんです。タイとかインドあたりでも売っていそうと云えばそうなんですが、オアハカのは、花柄がポップで大胆。ひまわりが、全身に入ってたりして、一歩間違えると園児の服みたいなんだけど(笑)。
あと、買えなかったけれど、オアハカの女性用の民族衣装セットはステキでしたねえ。黒とか紺地のワンピースで、一面に大ぶりの花柄の刺繍が、だーっと入っているの。これって、かのフリーダ・カーロも着ていた衣装ではないかしら?フォークロアなのにゴージャス!な、不思議なお洋服です。ある程度歳を重ねた女性が着ると、迫力あってカッコいいんではないかと思います。

MITRA12.JPG 山積みになっている極彩色の動物たち。何が何だかわかんねーよ(笑)。

宗教系(って、何だよ?)では、グアダルーペグッズも捨てがたいですね。
メキシコの聖母グアダルーペについては、前回で詳しく説明したとおりですが、グアダルーペをモチーフにしたさまざまなグッズがいたるところで売られており、これがなかなかキッチュでよろしい。
もっとも容易に見つかるのは、やはりグアダルーペ寺院の門前市。グアダルーペのハデハデな立像、絵画などの大物から、お守り、Tシャツ、タオルといった安価なものまで、お客様のふところ具合に合わせた商品をいろいろ取り揃えております(笑)。
あと、シティ・ウルグアイ通りのアクセサリーパーツ屋でも、グアダルーペのチープなペンダントヘッドが買えます。わたしも1つ購入しました。それに、ヘンプ(麻)で編んだ紐をつけてネックレスにしているんですが、色んな人に「それ何処で買ったの?」と興味を持たれるので、もっと買えばよかったと、激しく後悔…。

オアハカから、南に目を転じて、チヤパス州に行ってみましょう。
サンクリストバル・デ・ラス・カサスという町が、旅行者にとっては観光の拠点になります。
最大の見どころであるサント・ドミンゴ寺院のまわりは、一大おみやげもの市場。周辺の村々のインディヘナのおばちゃんたちが、毎日出稼ぎに大挙しています。内訳としては、服、スカーフや敷物、カバン…といった布製品がほとんどなのですが、まさに極彩色!で、見ているだけでも充分楽しいのです。

オアハカもそうですが、チヤパスで特筆すべきは、各村に存在する、独自の美しい民族衣装です。
まず、サン・ファン・チャムラ村。日曜日のマーケットになると、カメラを手にした観光客が大挙する有名な村ですが、ここの民族衣装は、サテン地に刺繍を施した半袖のブラウス(下写真を参照)と、もこもこした黒い毛の巻きスカート、というのが一般的な組み合わせ。巻きスカートは帯で締めて留めます。
ブラウスは、園児のスモッグみたいな形で、ちょっとロリ入ってるかも?というような、ラブリーなもの。これを、おばちゃんとかおばあちゃんが、あくまでもフツーに着ているんだから、すごいよね〜。カッコいいよね〜。
あと、おみやげ用に、手作りのポシェットみたいなバッグが売られていて、これが安くてとても可愛い。これまたちょっと、園児っぽいんだけど(笑)、素朴でいい味出しているんですよー。

CHAMURA20.JPG チャムラの民族衣装(ブラウス)。

個人的に好きだったというか、自分で着てみたい!しかも日常的に!と思ったのは、シナカンタン村の女性の衣装。すっかり惚れ込んだので、しっかり購入してしまいました。と云っても、お値段もなかなかのものなので(全部で80ドルとか云われた…値切っても50ドル弱が限界か)、一式はとても揃えられなかったんですが…。
白地に青・緑系の刺繍が施されたウィピル(ブラウス)に、黒い巻きスカート(黒糸で刺繍が入っていることも)。他の村に比べると、かなり地味な色使いです。この地味な上下に、最後にマントを羽織るんですが、これがもう、渋いの何のって!このマントを引き立たせるために、あえて地味な色のウィピルとスカートなのねー!と勝手に納得していました。
マントも青・緑系が多いのですが、柄はやはりハデハデで、まるでヤクザの背中の彫り物みたいな感じ。何だか和風なテイストなんですよ。実際、日本の着物の上に羽織ったら、すげーカッコいいかも知れない。帰国したら、着物にはまってみる予定なので、まだ1枚も着物を持っていないクセに(着られもしないクセに)、そんなことを想像して、今からウキウキしてしまいます。

ちなみに、ここは男性も衣装着用率が高く、女性の彫り物マントを10倍ハデにした、”彫り物チャンチャンコ”を着ています。わたしが行った日は日曜日で、教会の前で長老会議みたいなのが行われていたんですけど、このチャンチャンコを着たおじさまたちが一堂に会するさまは壮観でした。色の系等が赤や紫系なので、まるで極楽鳥ばりのハデさ加減なのですよ。目立ってしょうがないって(笑)。

ZINACANTAN7.JPG - 925,473BYTES 紋紋にしか見えません(笑)。

あと素晴らしいのが、サン・アンドレス・ララインサール村産の、茶系の花柄刺繍バッグ。わたしは、サンクリのおみやげ市場で購入したんですが、アンティークな雰囲気で、めちゃめちゃカッコいいんですよー。少なくとも、ほかでは見かけません。見ようによっては、これまた少し和風とも取れる柄で、カジュアルでも大人っぽいのでも、何でも合わせられそう。かなりお気に入りです。このバッグで強盗とか引ったくりに遭ったら、ホント、号泣します…。

乙女的センスとはあまり関係ないのですが、サンクリのおみやげとしてぜひ手に入れたいのが、サパティスタTシャツ。サパティスタとは、カンタンに説明すると、チヤパスの先住民族の人権回復を目的とするゲリラ集団のこと。まだインターネットがそれほど普及していない時期に、あえてネットを使って全世界にアピールしたというので、かなり話題になったそうです。
ここのスポークスマンであるマルコス副司令官は、白人系の男前。彼自身が絵になるということもあってか、彼の写真を使ったTシャツがメキシコ全土でおみやげに売られています。大半は、勝手に作られたものですが、サンクリには何と、サパティスタ直営ショップがあり、直営店オリジナルTシャツまである(笑)。マルコス他サパティスタのメーバーがかぶっている、黒い目差し帽(※銀行強盗がかぶっているようなやつね)も販売しています。こういうのを売っちゃうところが、不思議と云うか、笑えると云うか、不敵なヨユーすら感じるよね(笑)。

恥ずかしながら、わたしは、メキシコに来るまで、マルコスはおろか、サパティスタの存在すら知りませんでしたが、Tシャツだけはしっかり購入(笑)。ミーハーですみません。限定モノにすこぶる弱いので、直営店オリジナルTシャツがぜひとも欲しかったのですが、気に入ったデザインでサイズの合うものがなかったので、その辺のみやげもの屋で買いました。グレー地に、赤い文字でマルクスの声明文みたいなのが書かれていて、その隣にサパティスタ党員のイラスト入り。自分で云うのもなんだけど、これがかなり、カッコいいのよね〜。今後、ヘビーローテーションしそうな予感がします。

CHAMURA18.JPG 話が少しさかのぼりますが、チャムラ村の可愛すぎる手作りバッグ。もちろん購入。でもこのぼんぼりはすぐに外れるので自分で補強しなければならない(笑)。

メキシコ北部に目を移しましょう。
北部と云ってもわたしは、グアナファト、サン・ミゲール・アジェンテ、ケレタロ、そして観光客はまず訪れないサン・ルイス・デ・ラパスという町しか回っていないので、エラソーなことは云えませんが、上記3つの町は乙女的にはぜひ押さえておきたいところ。

一番有名なのがグアナファトで、ここは”メキシコで最も美しい町”との異名を取る世界遺産の町。「18世紀、世界の約3分の1の銀を産出していたという、その鉱山ブームでもたらされた富が、メキシコで一番美しい町を創り上げたのである」とガイドブックには書いてあります。
町並は典型的なコロニアル調で、ガイドブックでもよく”まるで中世にトリップしたような”とか形容されていますが、個人的な意見を云えば、そこまですごいか?という感じ。南米でコロニアルな町を見すぎたせいかも知れませんが、結局はヨーロッパの亜流だよなあ…なんて云っては元も子もないんですけど。見どころである教会群も、確かに美しいのですが、ウルトラバロック的過剰装飾を求めるわたしには、少々物足りませんでした。でも、ピピラの丘という展望スポットから見る町並(特に夜景)は、大変素晴らしかったです。

GUANAJUATO16.JPG ピピラの丘からの夜景。

しかし、何と云ってもよろしくないのが、かわいい雑貨屋、センスのいいみやげもの屋というのが、ほとんどないこと。この町並レベルでそれはいただけません。わたしが物欲を刺激されたのは、たった1軒だけ。このわたしがですよ!いかにそういうお店が少ないかを物語っていると思います。

むしろ、この町の外れにあるミイラ博物館の方がよっぽど乙女心を刺激してくれました(笑)。公共墓地の一角に設けられたこの博物館には、100体以上のミイラが陳列されているのです。このミイラたちというのは、王様とか貴族といったエラい人たちではなく、一般ピープル。グアナファトの鉱物質の土壌と乾燥した空気が、普通の埋葬体を勝手にミイラ化させてしまったのでした。
老若男女から胎児、妊婦まで、実にバラエティに富んだミイラの数々は、おどろおどろしいけれども、不思議と怖さは感じません。
博物館を出ると、”ミイラ飴”なるものを売り歩くオッサンたちがわれわれ観光客を待ち構えています。ミイラ飴と云ったって、ミイラの味がするわけではなく(当たり前だ)、べっこう飴を骨の形にしてあるのです。高いものになると、ガイコツのカップルを象っていたりとなかなか凝った細工なのですが、そんなの持って帰れるわけがないので、とりあえず、3本10ペソ(100円)の骨型飴を買って食べました。

ミイラ飴のほか、胎児のミイラをそのまんま象ったキーホルダーや、同じく胎児のミイラが「MAMA!」と叫んでいる吹き出しのついた絵葉書など、ミイラをナメきっているとしか思えないグッズがいろいろとありました。
ガイコツにしてもそうですが、メキシコという国は、あまり死や死体を、恐れ多いものとして扱わない傾向があるのではないでしょうか。そしてわたしは、そういう感覚が、嫌いではなかったりします。

GUANAJUATO28.JPG ミイラ博物館の中。

お次は隣町、サン・ミゲール・アジェンテ。ここは、乙女的にかなり得点の高い町でした。個人的にはグアナファト以上の町で、95点を献上したいです。5点引いたのは、まあ…何となく(笑)。
グアナファトの影に隠れて、今ひとつメジャー感が薄いけれど、石畳の町並も美しいし、こじんまりとまとまった、上品な町です。
そして何より、ここはかわいい雑貨の宝庫!歩いていると「☆&$%*=#!」な瞬間が、いったい何度あったことか…。飢えたハイエナのようにかわいいものを探し歩いてしまいましたよ。よくここで何も買わずに済んだものと、自分の頭をなぜなぜしてあげたいくらいです。もうね、見る店見る店、すべて可愛すぎ!遠い昔、ケープタウンのロングストリートを歩いたときも相当興奮しましたが、もしかすると、あの感動を越えてしまうかも知れないくらいなサン・ミゲールの素敵すぎるお店群。

それにしても、こんな小さな町に、何故これほどハイレベルな店が軒を連ねているのでしょうか?
考えられる理由のひとつは、
アジェンデ美術学校とベジャス・アルテスという、2つの有名な美術学校があること。アジェンテ美術学校のギャラリーをのぞいてみましたが、いかにもメキシコらしいキッチュなセンスの作品がたくさんあり、わたしもここの学生になってお勉強したくなりました。

とにかくもう、ほぼすべてのお店が素晴らしいサン・ミゲールなのですが、一番好きだったお店の写真を以下に載せます。

SANMIGUEL56.JPG この薄暗さがまた、いい感じでうっとり…。

いやー、この店はやばかったですねー…。
よく生きて出られたもんだ…じゃなくて、財布を開けずに出られたもんだ。寸でのところで思いとどまりました(笑)。ここの雑貨、内装、置いてあるものすべてがステキすぎるのですが、わたしがとりわけ心惹かれたのは、壁に掛ける飾り十字架でした。どれもこれも、ため息ものの美しさそしてグッドセンスでして、ブリキと木の組み合わせだったり、中に聖人の絵が入ったガラス玉をあしらっていたり、あるいは極彩色の細密な模様が描かれていたり、細かい木彫りが施されていたり…大きさも、小さなものは10センチ四方、大きなものは30センチ四方と、さまざまでした。15センチくらいの中サイズで、150〜180ペソ(1500〜1800円くらい)。ま、どうしても手の届かない値段ではないけれども、即決で出せない値段でもありますね。そりゃ、メキシコだけ旅しているんだったら、ばんばん買うんだけどさ〜…長旅はツライなあ。
それでもやはり、「欲しい」「でもちょっと高い」「でもやっぱ欲しい」…という葛藤にしばらく襲われ続け、十字架をにぎりしめながら、「うーん、うーん」と唸っていました。まるでどっかの宗教の人みたいで非常に怪しかったと思います。

ケレタロはあまり長居できなかったけれど、町並の美しさはなかなかのハイレベル。
朝のまだ人気の少ない時間など、誰もいない町角を歩くと、まるでキリコの絵の中にでも紛れ込んだようで、うっとりしてしまいました。
雑貨屋の数は、サン・ミゲールほどではなく、レベルもまあまあといったところ。時間もなかったので、ほとんど買い物はしませんでした。残念。でも、懐は助かった…(切実)。
ケレタロには、サンタ・クララ教会という、美しいウルトラバロック様式の教会がありますが、それについては、前回の風信をご参照下さい。

町並の可愛さで云えば、シティ近郊のタスコという町もおすすめです。
ここは、銀製品が安いことで有名で、「ペンション・アミーゴ」の泊り客も、ほかの町に行かずともタスコだけは行くという人が多いのですが、それ抜きでも行く価値のある町ではないかと思います。
前回書いたように、ウルトラバロック様式の豪華絢爛な教会があり、そこを中心に、おとぎの国のような可愛らしい町並が広がっています。おみやげも、カラフルなものが多くて、目に楽しいです。

ということで、今回は、”おみやげ”という視点からメキシカン・カルチャーを斬る、という試みでした…というのはカッコつけた建前であり、実際は、ひたすら、自分のほしかったみやげの話に終始してしまったというのが正しい説明ですね。すみません。
しかしまあ、メキシコのおみやげは、メキシコ的なセンス、すなわち、可愛さとおどろおどろしさが、ものすごく絶妙なバランスで入り混じった特異なセンスを、そのまま体現していると云っても過言ではないように思います。メキシコのおみやげを見ていると、まさに”極彩色”の色彩に囲まれているような感じがして、軽くトリップしてしまいます。おみやげでトリップできることって、そうそうあるもんじゃないですよね(笑)。やっぱメキシコはスゴイ。

ただ、ひとつ残念なのは、これほどステキなセンスのメキシコでありながら、一般人の服のセンスについては、何ら感銘を受けるところがなかった、ということでした。
民族衣装以外で、「わあ、これ欲しいなあ〜」と思ったお洋服って、なかったですもん。トータルで2ヶ月近くメキシコにいて、ですよ!何というか、可もなく不可もなく、でほとんど印象に残らなかったなあ。
まっ、他のラテンの国同様、彼らは洋服よりも肉体そのものを重視しているように思うので、それほど服装ってものが発達しないのかも知れませんね。なんて、勝手なこと云ってますけど(笑)。

長くなりました。今回はこの辺で失礼いたします。

(2004年1月某日 サンクリストバル・デ・ラス・カサス)

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