旅先風信66「南アフリカ」


先風信 vol.66

 


 

**喜望峰とアフリカの終わり(後編)**

 

エジプトとスーダンの国境、砂の町ワディ・ハルファ。
アスワンからまる1日船に揺られて、ワディ・ハルファに降り立ったときの、とてつもない期待と、とてつもない恐れを、今でもはっきりと覚えています。
一面の砂世界、真っ黒な肌に真っ白なガラベイヤをまとったスーダン人、恐ろしいほどまぶしかった太陽の光、暑さと砂埃、ほったて小屋のようなホテルから見上げる満点の星空、etc。

あれから、まる5ヶ月が経ちました。
やっと喜望峰に立つことができました。アフリカ陸路縦断の旅は、ここで終わりです。

1人でアフリカを下る、と云うと、「本気なの?死ぬよ?」なんて、冗談交じりに云われたりもしましたっけ。一緒に縦断するはずだった女性と別れ、1人で行くと決めたのはいいけれど、本当に大丈夫なのか、全く自信はありませんでした。


南京虫とボロバスとどうしょうもない現地人に悩まされ、取材であちこち駆けずり回り、生まれて初めて入院し、挙句の果てに強盗にまで遭って。
こうして書くと、本と、アフリカの旅はロクでもなかったな、と(笑)。当初3ヶ月の予定が、ここまで延びてしまったのは、決してわたしがだらしないからではないのです(?)。

…感慨はいろいろとあるのですが、とりあえずこのくらいにして、前回からの続き〜喜望峰までのあらましです。

盗難事件の翌日、待ちに待っていたNEWデジカメおよび普通のカメラが届きました。
もう今日あたり届いてもいいはずだ、と部屋に閉じこもってパソコンを叩きながら、今か今かと領事館からの電話を待っていたのです。しかし、お昼を過ぎても何の音沙汰もなく、やれやれ、また明日か、しかし宿は移るつもりだから、領事館の人に連絡先を知らせないとな…などと思っていた午後3時過ぎ。レセプションの女性が部屋をノックする音がして、曰く「野ぎく、電話よ」。
…来た来た来た来たーーーっ!湧き上がる興奮をどうにも抑えきれず、部屋の中で1人ガッツポーズを決め、さらに小躍りしてひとしきり喜んだあと、領事館に向かいました。

カメラは2つとも、盗難にも遭わず、破損もせず、無事に届いていました。
こちらの領事館も、ジンバブエ大使館同様に親切な対応で、本当に外務省さまさまですね、なんちって。
宿に戻って、小包を開封する瞬間、本当に手が震えてしまいました。いよいよご対面なのね…一体どんなものが入っているのかしら…って、カメラに決まってるんですけど、まるでサンタクロースからの贈り物を開けるときのように、ドキドキしました。ま、プレゼントじゃなくて自腹なんですけどね(笑)。
中から出てきた、銀色の塊。ピカピカのデジカメ及びコンパクトカメラ。もう愛しくってなりません。どちらも、前に持っていたものよりグレードアップしているので、嬉しさも倍増です。
実は前のデジカメは単焦点で、旅の途中でそれに気づき愕然としたんですけど(バカだ)、今回の「サイバーショット」はばっちり光学3倍ズーム付き。コンパクトカメラ(PENTAX製)も35ミリフィルムなのにかなりコンパクトで、こちらも3倍ズーム。素晴らしいっ!

翌朝イチで、「キャット&ムース」に宿を移しました。
チェックインを済ませてドミトリーに入ると、I さん夫婦と、ジンバブエ・ナミビアと一緒だったTくんが「今から喜望峰に行くんだけど、野ぎくちゃん、どうする?」
えらい急な話やわ、と若干焦りつつも、荷造りは出来ているし、カメラもあるし、勢いのあるときに行かないとまただらだらしてしまうので、便乗することにしました。

喜望峰への道は、まずケープタウンから、メトロ(郊外電車)に乗って1時間のところにある、サイモンズタウンという海沿いの町に行くことから始まります。
わたしは、このメトロに乗っているときから、早くも縦断達成の感慨が湧き起こり、あやうく涙を流すところでした。しかし、涙は、喜望峰まで取っておかなくてはならないので、ぐっとこらえます。

われわれはサイモンズタウンで1泊し、翌日1日かけて喜望峰を回ることにしました。
この日は、ここから2キロのところにあるボルダーズビーチへ、ペンギンを見に出かけました。
アフリカにペンギン?と思われる方もいらっしゃるでしょうが(少なくともわたしは思っていた)、いるんですよこれが。んもう大量に。
まーこれが、可愛いのなんのって!何でもかんでも安易に可愛いとか云ってはいけないんですが、ペンギンは本当に可愛いので仕方ありません。
下の写真を見て下さいな!何というとぼけた姿でしょうか(笑)。まるでマンガです。そう、ペンギンの可愛さは、お前らマンガかよ!と云いたくなるような、マヌケな動きにあるのです。あのよちよち歩きなんか見ていると、もうたまりません。しかもこけたりしてんの!波打ち際をパタパタ歩いてて、いきなり波に呑まれたりしてんの!バカだ(笑)。でもバカな子ほど可愛いとはまさにこれ。あまりの可愛さに、アフリカのガキんちょ同様、誘拐したくなります。

PENGUIN5.JPG - 9,126BYTES 海草のゴミをじっと見つめるペンギンちゃん。CMに出てきそうだなあ。

うじゃうじゃ。

ペンギンポイント以外にもいろいろ楽しめました。
南半球はもう冬で、海の水温もかなり低くなっているのですが、裸足になってちゃぷちゃぷ波打ち際を歩きつつ、珍しい模様の貝殻を必死こいて拾い集めていました。あやうく凍傷になりそうでした…。
I さん夫婦は貝殻のコレクターなので、拾い方にもさすがに根性が入ってます(笑)。何せ、ザンジバルのビーチで集めた貝殻を日本に送ったらしいのですが、何と貝殻だけで2キロもあったというのだからすごい。
お目当ての貝殻がなかなかつかめず歯軋りしているわたしを尻目に、面白い貝殻を次々捕獲していました。
そんなことをしているうちに、あっという間に冬の短い日は暮れ、お腹がすいたのでみんなで、何故か中華料理を食べに行きました。アフリカに来てから、無性に中華料理に惹かれるんですよねー…。

翌日、いよいよ喜望峰へ出発です。
Tくんは、当初の予定通り自転車を借りて、早々に出かけて行きました。
わたしも実は、自転車で喜望峰へ行くという案にかなりこだわっていたはずが、レンタサイクル代が高い(約1600円!京都で借りるより高いわよ!)という理由であっさり却下。
I さんが運転免許を持っているので、レンタカーをシェアする案もあったのですが、電話すると「今日は空きがない」というので、これまた却下。

となると、残る手段は、ヒッチハイクしかありません。
サイモンズタウン→ケープポイント間のヒッチはわりとポピュラーなので、まあ何とかなるやろ、とタカをくくっていましたが、いざフタをあけてみると……全然ダメではないか。よく考えたらこの日は平日。休日なら観光客の車がガンガン通りそうなものですが、平日とあっては…。来た車来た車全てに、I さん夫婦と3人で両手を振ってアピールするも、行き先が違ったり、全く無視だったりで、うまくいきません。
で、結局止まった車が、乗合タクシー(笑)。ヒッチとちゃうやん、て話ですけど、値段を聞くと、ゲートまで10R(160円)と安かったので、大人しく乗っていくことに。

ゲートからはまたヒッチになるのですが、20分くらい粘った結果、止まった車がまたも乗合タクシーで(笑)、聞けばケープポイントまで8Rというので、あっさり手を打ちました。最初からこれにしとけばよかったのだな…。
ケープポイントに車が入る瞬間、またしまりなく涙が出てきそうになりましたが、これももちろんガマンです。

CAPEPOINT9.JPG - 19,350BYTES ケープポイントから見る喜望峰(真ん中に見える岬がそれ)。

ケープポイントには団体の観光客がたくさんいました。
わたしは彼らを尻目に、「ふっふっふ、キミタチとわたしでは、ここに立つ意味の重さが全然違うのだよ」なんて不遜なことを思ったりは決してせず(思っとるがな)、無心に灯台へ上って行きました。
灯台からは喜望峰がもう間近に見えます。もはやここで縦断終わりと云ってもいいようなものですが、ここまで来たからには、さらに1時間弱歩いて、喜望峰の上に立たなくてはなりません。
先に自転車で着いていたTくんが「喜望峰?面倒くさいなあ。それにここの方が突端ぽいしなあ…」と抜かすので、
「何云ってんの!!ここまで来て喜望峰に立たずして、アフリカ縦断と云えるの?!」と鼻息も荒く説教してしまいました(で、Tくんも喜望峰に行くことになった)。どうもわたし、必要以上に縦断達成を盛り立てようとしているフシがあります。

ケープポイントから遊歩道を下ること約1時間、何の看板もない、喜望峰の先端に到着しました。
喜望峰に立った瞬間、よし、いよいよ涙解禁だぜ、思いっきし泣いてやるぜ、と張り切っていたわたしですが…あれ???涙が出て来ないぞ。
「さあ、もう泣いてもいいのだよ」と自分にいい聞かせるのですが、一滴も涙は出てきません。きっと、ここまででこらえすぎたせいでしょう…悔しい。悔しすぎる。海に向かって「アフリカのバカヤロー!」とでも叫ぶつもりだったのに、それもやらずじまいです。
そして、帰りの足を確保しなければならないため、感傷に浸る間もなく、わらわらとヒッチハイクの車探し。ま、何事もいざとなったらこんなもんですね…。

とは云え、写真だけはしっかり収めてきました。
下の、ちょっとカッコつけた写真は、「海の向うを見つめてたそがれている感じで」とか注文して、I 旦那さんに撮ってもらったもの。実はかなりお気に入りの1枚だったりします。ま、写真だけ見ても、ここが喜望峰なんだか、ただの岩山なんだか分からないのが難ですけど。さらに云うなら、ここに立っている人間が、わたしかどうかも分からないのも難ですけど(いや、もちろんわたしですよ!)。

そう云えば、I さん夫婦とはアフリカ縦断開始の日も同じなら、喜望峰到達日も同じという、何とも不思議なめぐり合わせになりました。同じ日に出たんだから、同じくらいに着いて当たり前だろう、と云われそうですが、このクソ広いアフリカ大陸を縦断して、1日の狂いもなく出発日と到着日が同じというのは、やっぱり不思議。
スーダンのハルツームで、奥さんとご飯を食べながら「で、旦那さんとはいつ知り合ったんですか?」なんて尋ねていた日を、懐かしく思い出します。

GOODHOPE1.JPG - 15,672BYTES 喜望峰の上から南米大陸を臨む(※見えません)。

喜望峰到達という大仕事を終え、翌日には南米行きのチケットも手配し(久々の高額商品=約550ドルで、お金を払う手が震えたわよ)、領事館に本も返却して、残すはテーブルマウンテンの観光だけになりました。
土日はお店が閉まってしまうので、平日は買い物デーにして(しつこい…)、土曜日に山に登り、翌日曜日には南米へ。一分のスキもない計画です。

しっかし、最後の最後になったこの観光が、まあきつかったの何のって…。
テーブルマウンテンはケープ観光の目玉なので、旅行者は誰しもが上っているわけで、ま、みんな行ってるくらいだから、ハイキングに毛が生えたようなもんだろ、と鼻歌唄いながら出かけて行ったところ、毛が生えたどころかジャングル状態じゃねーか!…って、何だかヘンな文章ですが、とにかくそんな甘っちろいもんではなかったというわけです。

どうもわたしは山との相性がよくないのか、誰も迷わないような道で迷ったり、遭難しそうになったりすることが多々あります。
この日も、登山口に入る前から道を誤り、人気のない山道をしばらくさまようハメになりました。それというのも、前を歩いていた白人のジジババツーリスト3人組がとある方向に歩いて行くので、つい後を追ってしまったのです。オッサンたちは途中で写真を撮ったりしていて、わたしはあっという間に追い越して行きました。…が、その後オッサンたちは全く追ってくる気配もない。20分ほど進んだ頃、さすがに恐ろしくなって引き返すと、やっぱりオッサンたちはいない。写真撮ってただけかい!紛らわしいわ!

出だしから体力を消耗しまくったため、本当の登山になってからはもはや苦行、いや荒行でした。
こんなんで、よくフツーの旅行者が来てるな!と呆れるくらい危険な登山道。道っていうか、タダの岩だろこれ。一応階段上にはなっているものの…。喘息のような咳をしながら、2時間かけてやっと頂上にたどり着きましたが、達成感を味わう気力すら残っていませんでした。。。大人しく金払ってロープウェイに乗っときゃよかったぜ。
また帰りが怖いったらありません。20回くらい足を滑らせそうになりましたね。『地球の歩き方』には”登山で死ぬ人もいる”なんて書いてあって、テーブルマウンテン如きでそんなアホな、と思っていましたが、いやいや。これは間違いなく誰か死んでるね。
何でみんな軽々と観光している(かのように見える)のか、とっても不思議です。

よりによって、明日南米に飛ぼうという時に、こんな荒行をしなくてもいいようなもんですが、その辺がさすがわたし、呪われているというか何というか。

登山から帰ってきたあとは、明日の同じフライトで南米に飛ぶTくんと、寿司を食べに行きました。
「ケープは寿司がウマイ」という情報を事前に仕入れていたので、ナミビアあたりから寿司計画を練っていたのです。いつもの食事の3倍以上の費用がかかりましたが、ま、縦断祝いってことで(何でも縦断にかこつける)。

アフリカ縦断。
と書くと、何となくすごいことのようにも思えるけれど、何人もの人がやっていることだし、特に新鮮味のあるものでもありません。
ただね、一応ここまで1人でやって来た、ということは、少なくともわたし自身にとっては、ちょっとした偉業なのです。他の人に認めてもらいたいとかそういうのはナシで、ただ、自分にとって。
「縦断なんて大したことない」という旅行者もたくさんいます。「思ったよりつまんなかった」という人も。でも、何て云われようといいの。確かに、つらいわりに得るものが小さい旅だった気もするけど(観光地がことごとく大したことない、とか)、アフリカ縦断、アフリカ1人旅、その響きだけでもう、大冒険だったもの。

そう、あのワディ・ハルファに着いた日。
あのときのときめきだけで、充分だとすら思う。そして、その後がどんなにつらくてつまらなかったとしても、縦断したからこそ、あの日が輝きを帯びるのだと思うのです。

アフリカはどんな場所だった?ともし誰かに尋ねられたら、わたしは何と答えるでしょう?
マサイ族に代表される少数民族、動物の王国、飢餓と貧困といった、誰もが抱いているであろうイメージを、わたしもご多分に洩れず持っていました。人々は半裸で暮らし、怪しげな魔術を使っている…とか(笑)。イメージというよりもはや偏見ですけど、極東に住むわれわれにとっては、アフリカというのはそれくらい遠い遠い場所ですよね。
エチオピアから友人に葉書を送ったら「エチオピアってどこにあるの?」とメールを寄越して来るし、別の友人に「次はマラウイかザンビアに行きます」とメールしたら、「マラウイって、何じゃ?」という返信が来るし(笑)。また、ケニアから葉書を送った友人の母親は「ケニアから葉書が来るなんてありえないわ!」と云っていたらしい…。

でも実際には、少数民族も動物も、お金払ってツアーに参加しなきゃ見られないくらいの稀少なものだし(あ、マサイ族は町なかでも見られるけど)、ビルはがんがん建っているし、スーパーはちゃんとあるし。今思えば、さんざんだったエチオピアが、一番アフリカらしかったかな。あそこは実にアナザーワールドだったわー(笑)。
南下すればするほど、”アフリカのイメージ”はどんどん崩れていったような気がします。そして、ゴールの街ケープタウンなんて…一体これのどこがアフリカなんじゃい!と抗議したくなるようなところですからねー。

結局、アフリカがどんなところだったかは、今でもよく分かりません。
ただ、もうしばらくは来なくてもいいかな(笑)。お腹いっぱいです。

さて、話は突然、喜望峰に行く前、悶々とカメラを待っていたころに戻ります。
わたしはここで、カメラのほかにもうひとつの小包を受け取りました。
それは、前回にもちらっと書きましたが、
「HIT THE ROAD」ののりさんからの、”アフリカ縦断祝い”でした。

のりさんに初めてメールを送ったのは、シリアのアレッポからでした。
日本にいる頃から読んでいて、勝手にリンクも貼っていたのですが、BBSがなかったこともあり、報告できないまま半年が過ぎました。しかし、自分のページもそれなりの形になってきたので、思い切ってメールを書いたのです。
HPを読んでいるとは云え、顔も知らない人にメールを書く、というのはなかなか緊張するものです(普段は「このHPも反響なくて寂しいわ」と思うけど、自分が読者の立場になるといたし方ないと思う)。
ただリンクの報告さえできればいいや、と思っていましたが、今ではちょくちょくメールをやり取りするまでになりました。アプローチはしてみるものですね(笑)。

小包については、エチオピアにいる辺りからメールで知らされていました。こんな、ふらふらしているだけの、しかもメールでしか知らないわたしに、お祝いだなんて…と恐縮しつつも、ありがたくいただくことにしました(ゲンキンな奴だ)。

カメラよりひと足早く届いていたその小包を開けると、味噌汁、ふりかけ、カレーうどん、豚汁、明太子スパ…などなど、おおおーーーっ!と唸りたくなるようなセレクションの日本食たちが入っていました。
その日は早速米を炊いて、”味道楽”を山のようにふりかけ、豚汁を空け、キャベツで浅漬けを作り…という、100パーセント純粋な和食の夕飯を堪能しました。ふりかけがあまりにも美味しくて、涙が出そうでした。

しかし、日本食以上に嬉しかったのが、同封されていたお手紙でした。
冒頭に”祝アフリカ縦断!”と書かれたその手紙を読みながら、わたしは部屋で1人、ボロボロと泣き崩れてしまいました。
今までの旅で、悔し泣きやらウソ泣きは数え切れないほどやってきたけれど(笑)、こんな風な涙を流したのは、本当に久々のことでした。

「旅を続けようという気持ちがある限り、道は必ずどこかに続いていることを忘れないで下さい。」
手紙にあったこの一節を思い出すと、今これを書きながらでも泣けてきます。さすがに旅のセンパイの言葉には重みがあると云うか、何と云うか…。
新しい土地への不安、金銭的な不安、犯罪への不安、帰国してからの不安…旅の間じゅう、こうしたさまざまな不安から解放されたことは一度もありません。それでも旅を続ける理由は、一体何なのでしょう?ただ、はっきり云えることは、わたしにはまだ、この期に及んでも旅を続けたいという気持ちが十二分に残っている、ということです。
この先また、どんなイヤな目に遭うとも限りません。でも、自分の中の確かな気持ちが続く限り、わたしは旅をやめないでしょう。安易なポジティヴさだと笑われようとも、”道はどこかに続いている”と信じて、これからも歩き続けるつもりです。

今回の旅先風信は、勝手に引用ですが(すみません)、手紙の最後に書かれていたこの言葉で締めくくりたいと思います。
アフリカの終わりと、これから始まる新しい旅へのはなむけに。

”HIT THE ROAD!
さあ行こう、新大陸へ!!”

TABLE16.JPG - 19,590BYTES 「キャット&ムース」前から見るテーブルマウンテン。合成写真みたいだ・・・。

(2003年6月7日 ケープタウン)

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